明日という名の奇蹟
~ 脳がうんにょりするネトゲBlog ~
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M-1グランプリ感想 前編
今日も一日、おつかれさまでした。
さぁ、コレを書かずにはいられない。
M-1グランプリ2009。
ワタシにとって一年で一番大切な日です。
これに比べたらダンナの誕生日も結婚記念日も
お赤飯の中のお豆みたいなもんです。
・・・あら意外とおいしい、このお豆w
さて、今大会はいろいろ見所がありました。
まず、ラストイヤーの笑い飯。8年連続決勝は見事ですが
意外なことに最終決戦には3回しか行ってないんですね。
で、前回優勝のNON STYLEはまさかの敗者復活。
これで2年連続優勝のドラマの芽も出てきたわけです。
そしてそれは同時に敗者復活に賭けていた
キングコングの終焉も意味しました(彼らも10年目)。
ちなみに今回、毎年恒例の
「M-1のオートバックスCMに前年優勝者が出る」というのが
ありませんでした。
(NON STYLE自身はオートバックスのCMそのものはやってます)
これはNON STYLEが決勝に出る可能性があったため
彼らのCMは(あるのにもかかわらず)使われませんでした。
それ以外にもおそらくメディア露出は一番多い南海キャンディーズ
女性コンビとしては今一番おもしろいハリセンボン
そしてすでにワタシもネタにした(笑)ハライチなど
本当に今年は最初から最後まで正座をして扇子を持って観ました。
(だって熱くなるんだもん)
ではコンビごとの感想です。
なお、点数は実際に取った点数、タイトルはワタシが勝手につけました。
あっ、完全な趣味の世界でボケも一切ないので(笑)
お笑いに興味のない方は飛ばしてくださいねっw
①ナイツ 634点(4位)
結果は4位でした。トップバッターとして不利な点や重圧もあったでしょう。
でもごめんなさい、ワタシにとって今まで見てきた「ナイツ」の中では
最低の出来だったように思います。
司会の今田さんや「明らかに場違いな審査員」東国原知事は
「一度も噛まなかった」とか言ってましたが何処を見てたんだか。
「原子力付自転車」は何を言ってるのかわからないくらい噛んでたし
それ以外にもSAYYESのモノマネから「ご本人登場」のボケまでの流れは
普段じゃ考えられないくらいグダグダだったし
相当緊張していたのがこちらにも伝わって来ました。
逆に言うなら「ナイツはこんなもんじゃないよ!」ということです。
だけどその中で紳助さんも言ってましたが
ツッコミの土屋さんのレベルアップはすごかったですね。
ナイツはこれだけの実力を持っていながら、まだまだ伸びていけそうです。
だってこんな最低の出来で4位なのですから。
②南海キャンディーズ 607点(8位)
ツッコミ:山ちゃんは素晴らし過ぎますね。
もちろんかなり緊張はしていたようですが、その言葉のチョイスは天才的です。
「ボケ」なんてどのコンビもそれなりに考えてくるし
おもしろいに決まってます。でも南海キャンディーズとサンドウィッチマンは
ツッコミもおもしろいんですよね。ワタシも自分のネタにその傾向がありますw
審査員の渡辺リーダーが「しゃべくり漫才のナイツのあとだったから」と
言っていましたが、ワタシはだからこそよかったと思います。
ただ、ちょっとしずちゃんの動きがわかりづらかったかな?
大きな動きそのものはナイツのあとですからとてもよかったんですけど
「なにをしてるか」がちょっとわかりづらかった。
あと「スタンガン→カマボコ」の流れのところの声が小さかったのが
とても残念です。あそこをビシっと決めればもう少し大きな笑いが起こったはず。
あとは一番売れてるコンビなだけにオリンピックとか余計なことで
本業がおろそかになるのは正直どうかと思います。
③東京ダイナマイト 614点(6位)
つかみは素晴らしかったです。だれでしたっけ、レッドカーペットで
「もうカーペットが流れてるのにずっとボケ続けてる」コンビがいましたが
今回はその逆、登場時にボケながら出てくる、というのは
今まであるようでなかったですねぇ~
勝利者インタビューのネタの組み方も歌ボケあり「ささげたい人」ボケあり
きれいな材料はそろっていました・・・が。
ちょっと深みにかけましたねー、残念ながら。
歌ボケはもうちょっと歌のチョイスを考えないと。
「ランドセルの天使の羽」はよかったけど、後の二つはわかりにくいし。
「ささげたい人」は長すぎました。「よっちゃん」が2回出てきたり
「さっきのとはちがうおばちゃん」「ハマさんとこの見習いの・・・」あたりは
確かにおもしろかったんですけど
ただ人の名字を羅列する部分はちょっと冗長すぎました。
あとよく漫才コンビは「見分けがつかないから」という理由で
どちらかに伊達メガネをかけさせたりさせますけど
(初期のウンナンは内村さんがメガネをかけてるんですよ)
この二人は声のトーンが似てるので、正直聞きづらいんですよね。
ツッコミのハチミツさんはもうああいう声なんだろうし
ボケの松田さんがイノキっぽい、あのかすれたモノマネ声を
普通の地声に戻して漫才やったほうがいいと思います。
ラジオだったらわかんないぞ。
④ハリセンボン 595点(9位)
ネタは悪くなかったです。っていうか、ネタそのものはココまでの4組で
一番おもしろかったように思います。その丁寧なネタの構成はさすが女性コンビ。
ただ、悲しいかなツッコミの春奈さんの序盤の緊張が
そのまま漫才としての完成度に響いてしまったような気がします。
ネタはよかったのに、演じ方に難がありましたね・・・
ハリセンボンのネタはお互いがお互いをけなしあうケースも結構あるので
ちゃんとお客さんをあっためておかないと、ただの悪口になってしまって
お客さんが引いてしまうことにもなりまねません。
そういった意味で、序盤のツカミに失敗したので
「ぜったい狙われないから!」「誰の心にもしみこまないから!」などの
各種蔑みボケが痛々しくなってしまいました。
ただ、今一番優勝に近い女性コンビなのは間違いないので
がんばってほしいです。
⑤笑い飯 668点(1位/最終同率2位)
1本目:ワタシが初めて笑い飯を見た2003年大会以来の衝撃でした。
おもしろかったですねぇ~鳥人(笑)
ただこのネタがどうして成功したのでしょうか。
それは一番最初、哲夫さんが「ボクは鳥人だよ~」って出てきたときの
西田さんのリアクション、これにつきます。
首が斜めのまま、「お父さーんっ、お父さーん!!」と叫ぶ。
あれは「鳥人」に対する「なんやお前」というツッコミになってるわけです。
で、ツッコミというのは観ているお客さんの代弁です。
「なんでやねん!」ってお客さんが思ったところで
「なんでやねん!」と入れることで見ているお客さんが舞台に引き込まれるわけです。
そのツッコミにそれ以上の効果を持たせようとしているのが前述の
南海キャンディーズやサンドウイッチマンのツッコミなわけですけど
笑い飯はお客さんが想像していた「鳥人に対する子どものリアクション」を
はるかに凌駕するカタチで首がナナメに固まったまま泣き叫ぶという
あのツッコミで「鳥人=とんでもないもの」というイメージをお客さんに植え付け
そしてそのあとの「鳥と人間の境目を見るかい?」に繋がるわけです。
アレがもし逆だったら。先にボケるのが西田さんからだったら
「鳥と人間の境目を見るかい?」のボケが先だったら
ココまでの盛り上がりにはならなかったはずです。お見事でした。
⑥ハライチ 628点(5位)
さぁ、ワタシの若手一押しのハライチです(笑)
どのくらい押してるかというと「ネタ祭」で使うくらいにw
さて、見事な「どんなボケでも拾う」ハライチスタイルでした。
初見の方はさぞ驚かれたことでしょう。
ハライチがすごいのはこれ、ほぼ全アドリブなんですよね。
決まっているのは元のネタ(今回で言えば○○なペット)と
最初のいくつかのネタ、そして
時間の関係で〆るときに「関係なくなっちゃった!」とツッコミの澤部さんが
食いつくネタだけ決めて、あとは全アドリブなんです。
それを知らない一部のおバカさんたちが
「ボケの岩井さんの誘い笑いは卑怯だ」なんて言いますけど
アレは誘い笑ではありません。だって澤部さんのツッコミ・・・というか
彼らが言うところの「ノリボケ」はアドリブなんですから。
そして岩井さんは日ごろから「澤部の一番のファンはオレ」と公言して憚りません。
つまり岩井さん自身も自分の出したボケ(というかフリ)に
澤部さんがどう乗ってくるか楽しみで仕方がないんです。
それでも「誘い笑い」の中傷があるのは知ってるので、笑いをかみ殺すような
そんな表情になるわけなんですね。
正直、評価はもっと高くてもいいような気がしました。
ただ・・・正念場はココからです。たとえ最終決戦に残れていたとしても
同じスタイルでは審査員の支持は取れなかったでしょう。
そして来年以降、同じスタイルを磨くことで更なる上にいけるのか
はたまたちがうスタイルを確立するのか・・・
笑い飯のように「飽きた」と言われながらもWボケにこだわり
結果「鳥人」まで行き着けるのか、
それとも多くの一発屋芸人のように飽きられ
次のスタイルに脱皮できずに一過性で終わるのか・・・
がんばれ、ハライチ!キミたちの出身地、上尾市原市はウチから車で10分だぞw
さて、長くなってしまったので一旦ココまで。
お買い物にも行かないとなのでw
おまけ
「そうだよ、ボクが鳥人だよっ」
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プロフィール
過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で
喜びにかえていく。
死神リュークが地上に落とした
デスノートを拾ったことを契機に
新世界の神になる事を決意する。
現在、FF14にて世界征服中。
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