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明日という名の奇蹟

 ~ 脳がうんにょりするネトゲBlog ~

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M-1グランプリ感想 後編

今日も一日、おつかれさまでした。

それではM-1グランプリ感想後編です。

例によって笑えるところは皆無、本域のマジ感想ですので
お笑いに興味のない方は読み飛ばしてください。
・・・っていうかお笑い好きじゃない人が
何しにウチに来てるのかは定かではありませんけれどもw

それではどーぞっ。


⑦モンスターエンジン 610点(7位)
うん、いまいちでしたね(笑)なんていうか、ネタに賛同できないと言うか
ボケの西森さんはどうして普通に主婦をやらなかったのか・・・
あえてオッサン口調(本人が言うとこの河内弁)でネタを進めたメリットが
特に感じられないのが残念。
ただでさえ鬼嫁なのに、口調がキツいから笑うより前に
ダンナ役の大林さんがただただかわいそうに見えてしまいました。
説明が長くてボケの量が少ないのも去年とあまり変わらず。
コントは動きや間の妙があるのでそれでもいいですけど
漫才は常にフリやボケをどんどん出していかないと
お客さんが舞台から心を離してしまいます。
モンスターエンジンはKOCの時もそうでしたけど
どうも小さくまとまりすぎている感があります。
結成間もないし、M-1もKOCも両方決勝に残れる実力はすばらしいですけど
「四身の拳」の天津飯のように
漫才とコントに実力を半分ずつ置いてきてしまってるような
そんな不完全燃焼感がいっつもあります。
むしろ「ゴッドハンター洋一」のネタで・・・ってあれはコントかなw

⑧パンクブーブー 651点(2位/最終1位)
1本目:ワタシはレッドカーペットだったかエンタだったかで
何度か見たことあるだけで、詳しくは知らなかったんですが
非常にオーソドックスなスタイルの漫才でした。
ネタの組み立ても言葉のセレクトもボケのパターンも多彩で
「しっかり作りこまれている」感じが強いです。
・・・正直あまりワタシは好きなスタイルではないんですけどw
計算されつくして丁寧に作ってあるがゆえ、アドリブが入る余地がほとんどなく
「何が飛び出すかわからない」びっくり箱的な展開は望めなそうですね。
ただ、何回かあった天丼はきれいだったなぁ。
「騒音クレームのつけてきたのにコッチの声が聞こえない」というボケを
いいタイミングで2回使ってきたところは秀逸でした。
これはどちらかというとツッコミの黒瀬さんの手柄・・・かな?
ツッコミの強弱のつけ方、
「聞く耳持たない!」「何でそれが聞こえないんだよ!」などの
シンプルなセリフでとりあえず突っ込んでから
細かいところをつついていく手法など、黒瀬さんのツッコミレベルは高いです。
ボケの佐藤さんはボケの種類と言葉選びは素晴らしかったですけど
ちょっとテンションが一本調子だった気がします。
もう少し強いボケ・弱いボケの差がつけられればいいかな。
そういった意味でも、黒瀬さんのファインプレーが光っていました。

⑨NON STYLE 641点(3位/最終同率2位)
1本目:敗者復活から上がってきた前回王者。
まず、これはいい方向に転がりましたね。もし最初から決勝に残れてたら
演目の順番もこんな後ではなかったでしょうし
何より緊張と笑い飯の「鳥人」を前にして
果たしてアレだけ伸び伸びできたか・・?という点が考えられます。
(ヘタしたら移動で「鳥人」を見てない可能性すらありますよね)
そのアドバンテージを生かしたネタ回しはさすがに前回王者でした。
石田さんの細かいボケに井上さんの強弱のあるツッコミ、
しかも強弱だけでなく、ちゃんとかぶせ気味に突っ込んだり
1テンポ待ってお客さんを呼び込んでから突っ込んだり、と
やりたい放題やれてるカンジがいい結果に結びついたと思います。
NON STYLEのネタは毎回序盤のボケに伏線が貼ってあって
それが後半、天丼のカタチで生きてきますが
今回も「かさぶた」「誕生日」をうまく使ってました。
・・・ただ、井上さんの「カッコつけキャラ」は
漫才の最中だけにしておいたほうがいい気がします。
品川庄司の品川さんがやってる「嫌われキャラ」
西川史子先生の「うそセレブキャラ」
デーブ・スペクターさんの「つまらないダジャレを言うキャラ」みたいに
「わかっててこの『カッコつけキャラ』を演じてるんですよー」的な空気が
一周回ってむしろフツーにムカつきますのでw


~~~最終決戦~~~

⑩NON STYLE 0票(同率2位)
・・・。・・・・・。・・・・・・・。
どうしたんだ、NON STYLEっ!? Σ(゚Д゚ υ)
誰もがそう思ったはずです。
まさか、まさかの同じネタ。
1本目が「俺に勝とうなんて100年早いって言いたい」
2本目が「安心せい、峰打ちじゃって言いたい」という
細かいディティールこそちがえど、同じネタでした。
ボケの8割が「どっちのネタでも使える」もので
これは・・・ヘタしたら1本目の評価すら下がりかねない
ミスというよりは考えの浅さが浮き彫りになりました。
しかも1本目より質が悪い。「伏線」も今回はなかったし。
(オロナインになぜ序盤でちょっと触れておかなかったのか)
1本目の終わりに紳助さんから「最後の1分でダレた」と言われてたのに
そこも直ってませんでした。
最後「ボケのたたみかけ」と言えば聞こえはいいけど
質の悪いネタを数でごまかしてるだけ。
まるで同じ手品を2回見ることでタネがわかってしまったかのような
そんな後味の悪さを残しました。
・・・来年以降の彼らの仕事が減らなければいいのですけど。

⑪パンクブーブー 7票(優勝)
こちらも1本目と同様のオーソドックスなネタですが
作り込みがハンパないです。
たぶん、たぶんワタシこのネタ見たことあるような気がするんですけど
でもちゃんと笑えるのはネタの完成度が高いってことですね。
1本目より進化していたのはボケの佐藤さんに大きな動きが出て
ネタ全体が1本目より広がりが出たところと
中盤、佐藤さんの挑発に乗って師匠役の黒瀬さんが
「なにを!じゃあ弟子にしてやる・・・とはならない~」に代表される
オーソドックスな漫才とは言いながら
まだまだ開いてない引き出しがたくさんあるように思わせる懐の深さ。
つまり佐藤さんが広げて黒瀬さんが深める、みたいな
「パンクブーブーはまだまだこんなもんじゃないんだぜ」的世界が
二人の後ろに見えたのが印象的でした。
よくこういう大会で「全部出し切りました」みたいなことを言いますが
二人はまだまだ9年間苦汁をなめさせられた経験から身についた
コンビとしての深さをほんの片鱗しか見せてないような気がします。
ワタシの好きなタイプの漫才ではないのにおもしろかったです。

⑫笑い飯 0票(同率2位)
やっちゃいましたねーっ。
毎回決勝まで来るのに笑い飯が最終決戦に残れないときの原因。
その大多数は「1回の演目の中に2つネタを入れてしまう」ことです。
今回、どうしてこのラストチャンスの最後の最後で
「野球の審判」「ラグビーのキック」の2ネタを持ってきてしまったのか・・・
どっちかをきちんと膨らませて1ネタにしていたら
あるいは結果が変わっていたかもしれません。
「ネタが分かれる」ということはよほどうまく作らない限り
序盤で作ったフリが後半で使えない、ということになりますので
(ネタがちがうしね)またノッてきたお客さんを
そこで再度突き放す形になるのであまりよくないと思います。
「審判」のネタは、まずキャッチャーと審判のどっちがボケなのか
わかりづらかったところが難点でした。
普通笑い飯のネタは哲夫さんが先行してボケるので
「キャッチャーがボケ役?」とは思ったものの
審判役の西田さんが歌いだしたので戸惑いました。
しかも「歌う審判」はネタと関係ないし。
これも「審判」だけで1ネタ作ってたら
ちゃんとボケのパターンの一つに使われたんじゃないかなぁ。
「ラグビー」のネタは中だるみしましたね。
「審判」の時と同じようにスクールウォーズのBGMを
ツッコミフェーズ側の人が歌う必要性がどのくらいあったのか。
また、ラス前の哲夫さんの「食欲の雑念だらけのキック」のボケが
長くて聞き取りにくくていけませんでした。
あそこは食欲だけにとらわれずに「やたら気が散るキッカー」として
おねーちゃんに見とれたり明日のテストのことを気にしたり、とか
もっとゆっくり走らずにボケるべきだった気がします。
・・・最後の「チンポジ」に関しては何も言いません、おもしろかったけどもw


そんなわけで優勝はパンクブーブーだったワケですけど
まだまだ「今回の大会で出し切っていない感」があるので
今後のネタが楽しみです。
あとは来年ハライチはどうしていくのか
笑い飯の次の目標は・・・?
なんでキングコングの西野さんはあんなに(根拠のない)自信があるのか?

来年も、ううん、今この瞬間から目が離せません。
以上、長文を読んでいただきありがとうございました。


おまけ
「鳥人は英国紳士だぞ!」という声にお答えしてみました。
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無題

あけましておめでとうございまーすw
今年もよろしくお願いします(_ _)
MOEはやってますよーのんびりだけどw
よければ試してみませんかw
  • ダグネイル さん |
  • 2010/01/01 (00:20) |
  • Edit |
  • 返信

Re:無題

あけましておめでとうございまーすっ

PSUレベルの「ちょこっとプレイ」だったら
やれる余裕はあると思うので
あとでなんか詳細(サーバ名とか?)教えてくださーい
そのうち(笑)やるかもですー
  • from 小岩井よーぐる |
  • 2010/01/01 (05:46)
  

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プロフィール

HN:
小岩井よーぐる
職業:
会社員/主婦
自己紹介:
愛に飢えた寂しい子ども時代を
過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で
喜びにかえていく。
死神リュークが地上に落とした
デスノートを拾ったことを契機に
新世界の神になる事を決意する。
現在、FF14にて世界征服中。

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