明日という名の奇蹟
~ 脳がうんにょりするネトゲBlog ~
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小岩井式「氷の女王」
グレイシア。
氷の女王にして、とばり渓谷の主。
白い氷に未来を奪われた人たちの最後の希望を背負って
僕はさらに白と青の大地へと挑む。
誰かがまた、僕の脳に話しかける。「こ・・・っ・・・よ」
僕が行くしかなかった。
この白い暴力に父を、兄弟を奪われた僕がやるしかなかった。
あの日以来、見上げた空の雲が晴れることはなかったし
どんよりとした厚くうねる灰色の下
白い氷と雪の嵐が毎日のようにやってきては建物を、樹木をなぎ倒し
川を、湖を、人の心をその下に埋めた。
雪はヒステリックに形あるものへ襲い掛かり
すべてを平坦に埋め、塗り、覆い尽くそうとしているみたいだった。
白い悪魔に怯えながら凍てつく毎日を
ただひたすら耐えるような生活はもう限界だった。
這いつくばって雪の嵐をやり過ごすとき、
決まって僕の頭の中に呻くような声が聞こえる。「こ・・・」
とばりの渓谷の南東部、「氷の渓谷」と呼ばれる荒々しい岩山の端に
子供の頃から絶対に行ってはいけないと言われていた
氷の湖があった。
きつく立ち入る事を禁じられていた白と青の舞台は
周囲の雪の嵐がわざわざ避けているかのごとく、不気味な平穏を保っていた。
まるで苦しむ僕を招き入れるかように。
急に音が消えた。
静寂に耳の奥がきんっと鳴る。
そして聞こえる。あの、声。・・・あれ?
「こっち・・・よ」
グレイシア?いや、ちがう。この声は・・・そんなまさか・・・
「はや・・・く、こっ・・・ち・・・」
母さん・・・?
そんなはずはない、母さんはこの氷の渓谷で行方不明になって・・・
で、でもグレイシアが現れるようになったのは・・・!
かあさ・・・だ、だれだお前。
わたしを一人で倒しに来たの?
考えが全然あまいわね。
アンタ、死ぬわよっ!!
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プロフィール
過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で
喜びにかえていく。
死神リュークが地上に落とした
デスノートを拾ったことを契機に
新世界の神になる事を決意する。
現在、FF14にて世界征服中。
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