スペランカーのブログ ２

おっす！冒険王スペランカーです。





冒険家としての知識と才能はあふれんばかりの俺だけど
悲しいかな、身体が弱い。スクールウォーズのイソップ君より弱い。
そんな俺だから恥ずかしながら冒険家だけでは食べていけなくて
自宅で冒険のハウツー本とか書いて、印税で生活してる。
「猿岩石日記」とか、あれゴーストとして俺が書いてんだからね。

外へ働きに行かないのは、もちろん危険だから。

まず自転車とか無理だろ、急ブレーキでも掛けるようなことになったら
その衝撃で死ぬ。まず死ぬ。
駅の階段も一段でも踏みちがえたら死ぬだろ、
満員電車はもちろん論外だけど、普通の時の社内でも
たぶん吊り革につかまったら死ぬだろうね、菌的なやつで。
あと横断歩道を渡ってる最中に歩行者用信号が青の点滅になったら
ドキドキして心臓止まる。必ず止まる。

だから家の中で仕事してるわけですよ。

ただ、家の中にいるとどうしても運動不足になる。冒険家なのに。
だからって腹筋とか腕立てとかやったら死ぬしなー。
ロデオボーイもアブドロニックもヤバいだろうね、うん。
ビリーズブートキャンプ？古いし、あんなの耐えられるわけ、ないでしょ。
でも何もしないでいると、こんどは糖尿病とかで死んじゃう可能性が。
どうしたもんかなぁ・・・と途方に暮れていると
本のファン、って人からプレゼントが届いた。

開けてみたら入っていたのは、サンダル。

なんでもこないだ出した本のあとがきに
「最近太ってきちゃって」なんて書いたもんだから
それ見て送ってくれたらしい。
これは外に出たり危険な器具を使ったりせずにダイエットできる
「ダイエットサンダル」なんだそうだ。
後ろが切ってあるから自然とつま先立ちになって
下半身のシェイプアップに効果があると同時に
足裏部分にツボを押すための突起がついてて
これでどんどん健康になる＆ダイエットになるらしい。

こういうの待ってたんだよっ！全然危なくなく運動。なんて理想社会。
もう、寝るときと風呂入るとき以外はずっと履いてるからな、ありがとう！















ツボ押し突起の刺激で死んじゃった、俺。

ルイージのブログ

全く、兄さんどこ行ったんだろうなぁ。





僕たちは何処にでもいる配管工です。
今日も朝から現場でカントクに怒鳴られながら仕事、仕事。
どうして怒られてるかというと
今日も兄さんが無断欠勤したからなんです。

兄さんはどういうわけか
四六時中、ピーチ姫を助けるためとか言って
どっか行っちゃうんですよ。
そんなちょいちょいさらわれるお姫様なんていないですよねぇ。
で、帰ってきたかと思ったら
タヌキの着ぐるみを着てたり、カエルの着ぐるみを着てたり。
こないだなんかキモチわるい体色をした、
舌のやたら長いトカゲみたいなのに乗って帰ってきて。
で、またこいつがちょいちょい卵を産む。
君はなんだ、メスなのか。

また、兄さん自身もどこかおかしくなっていて。
先日は「キノコ食べて１ＵＰ！」とか
わけのわからないことを言って、部屋中飛び回ってました。
それは１ＵＰするキノコじゃなくって
押尾さんや田代さんご用達のヤツでしょう。


だいたいね、兄さん。
お姫様を助けに行くのは、そりゃあいいことだよ。
でもさ、なぜ兄さんが行くのさ。
兄さんは伝説の勇者の末裔とかじゃないでしょ？
身体のどこかに紋章とか出たりしてないでしょ？
キレても金髪にはならないんだよ？
ビール腹を気にする、ただのおっさんじゃないか。

職業だってそうさ。
修業を積んだ武闘家でもなければ
徳を積んだ僧侶様でもない。
僕らはただの配管工なんだよ？
明日はちゃんと会社来てよね、怒られるの僕なんだから。
せめて朝礼までは居てほしい。




「社訓唱和っ！」



「暮らし安心っ！！」
『クラシアンっ！！！』

ＤＱⅣ勇者のブログ

俺は勇者。
きこりの親父と天空人のお袋との間に生まれた、天空の勇者だ。





俺は先頃、ようやく宿敵デスピサロを倒して
世界の平和を取り戻したんだ。
シンシアも生き返ったし、まさに言うことなしだ。

思えば厳しい旅だった。

俺の育ての両親は村ごとデスピサロの軍勢に滅ぼされた。
そこから地獄の帝王、
そしてその復活を望むデスピサロを倒す旅が始まったわけだけど
すべての元凶は「しんかのひほう」だよな。
あんな自然の進化を著しく歪めるアイテムのせいで
世界には異形の魔物がはびこって
バルザックみたいな小物が何度も進化を繰り返して
最後は安田大サーカスのヒロくんみたいになってたもんな、おお、こええ。

デスピサロ自身もなんだか
どこが顔だかわかんねぇバケモノになってたし
やっぱり進化を歪めちゃいけない。
人からは人が生まれ、牛からは牛が生まれ、スライムからはスライムが生まれる。
それが自然であり、在るべき姿なんだ。
たまに突然変異で変わったやつが生まれるかもしれないけど、それはそれ。
誰かが人為的に歪んだ命を生み出したりしちゃ、いけないんだ。





さて、世界に平和が戻ったとはいえ、世界中にまだモンスターは残っている。
いま世間じゃモンスターを「スカウトアタック」とやらで捕まえて
自分の代わりに戦わせる「モンスターマスター」なる輩が増えているらしい。
何でもマスター同士の大会まであるとか。
・・・なんだか同士討ちさせてるみたいで俺は好きになれないな。
やっぱり勇者たるもの、自分で戦ってナンボだろ。
最近じゃそのマスター同士が異種族のモンスターを「おみあい」させて
新たなるモンスター作りにいそしんでいるらしい。
・・・ん？モンスターを？どんどん捕まえて？ガンガン配合して？
見たこともないような強いモンスターを作り出す？？

 

 

 

・・・お前ら、デスピサロかよっ！？
 

スペランカーのブログ

オレはスペランカー。トレジャーハンターだ。


 

お宝と聞けば北は北浦和から南は南浦和までどこへでも飛んで行くぜっ
なに？活動範囲が狭いって？
仕方がないだろう、オレは超一流のトレジャーハンターだが
悲しいかな、超虚弱体質なんだ。浦和から出ただけで死んじゃうんだよ。

もちろん自分自身、それでいいわけないと思っているから
ちゃんと自宅で筋トレして身体を鍛えている。

え？ジムとかに通えって？アホか。

自宅からジムに行くまでに階段とか虫とかカラスとか
どれだけあると思ってるんだ、死ぬだろ。
よしんばジムに着いたとしてだ、
プールに入ったら死ぬし
エアバイクとかの器具から降りるときの段差で死ぬし
サウナに１０秒入ったら死ぬし、な。

だから今はレベル１の勇者が城の周りでスライムを倒すように
自宅で少しずつ身体を鍛えてるんだ。

 

 

今日は食事した後の茶碗を台所まで持っていけた。
明日はベッドから降りるときに死なないよう、頑張るぜっ！