明日という名の奇蹟
~ 脳がうんにょりするネトゲBlog ~
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キングオブコント2010感想
今日も一日、お疲れ様でした。
さ、今年も夏が終わり、そうするとやってくるのが
キングオブコント。
第3回目の2010大会は
今年買ったでかいテレビで初めて見たので
なんだか感動もひとしおでしたw
で、肝心の中身ですが大会終了直後に書いたとおり
とにかくジャルジャルの2本目が許せなくて許せなくて。
しずるやM-1のキングコングもそうですけど
CMだの映画だのドラマだのにうつつを抜かしてて獲れるほど
KOCやM-1は甘くないんだよっ!
ジャルジャルには来年までの一年間、
漫才・コント以外の仕事は全部断ってもらって
ストイックにネタを磨いてもらいたいです。
ではコンビごとの感想です。
点数は実際のもの、タイトルはワタシが勝手につけてます。
例によってマジモードなので
お笑いに興味のない方は飛ばしてくださいね、
読み物としては面白くもなんともないはずなのでw
①TKO 1736点(3位)
ワタシはまだボケの木下さんが痩せてて超イケメンだった時代から知っています。
1994年?とかそのくらいからかなー。なので個人的には好きなコンビです。
1本目:「はじめてのお葬式」820点(7位)
「え、もう終わり?」というのが正直な感想でした。ボケが細かかったなぁ~
この細かさならもっとテンポを上げて、ボケの数で畳み込まないとダメですね。
例えば「喪服」を「燕尾服」と間違える、というのがツカミだったワケですが
特に女性にはわかりづらいし(実際ほとんど笑いは起きなかった)、
「黒のスーツだろ?」っていうフリならウェットスーツくらいほしかったなぁ。
2本目:「ディナーショー」916点(3位)
TKOらしい歌ネタを持ってきました。コントの教科書のように
「何を歌ってるかわからない洋楽」「天丼」「椅子から落ちるズッコケ」
「いいところで止める歌」など「お約束」の嵐でした。
オチは弱かったし、目新しさも無かったものの、4分×2本の短期決戦ですから
余計な説明や考えオチより「お約束」を積極的に組み込むのは正解でしょう。
②ロッチ 1607点(7位)
二年連続出場ですね。ボケの中岡さんの風貌に目を奪われがちですが
実はツッコミのコカドさんにも強いキャラがあるのが特徴です。
1本目:「催眠術師」826点(6位)
中岡さんの異様な表情を生かした「眠さに耐える」のも良かったけど
エレキコミックと決定的に違うのは「中岡さんの風貌」だけに頼らず
ちゃんと話の流れとネタのエスカレートがリンクしているのがいいです。
舞台が楽屋とかじゃなくて「喫茶店」なのをちゃんと生かしてるのもいいですね。
オチの「ゾウ」はもっと奇抜なモノでも良かったかも。
2本目:「万引き犯」781点(6位)
「万引きされたものがイチ押し商品」というのはありそうでなかったネタですね。
着眼点はいいし、事実、最初はウケてましたけど、ずっとそれだけだったので
どうしてもネタが平板になってしまいました。オチは「店長さんプリン」じゃなくて
ライバルの副店長プリンとかにして、急に店長の機嫌が悪くなるほうが良かったかな?
どっちにしてもロッチは2年連続、2本目で大きくコケましたねぇ。
③ピース 1769点(準優勝)
彼らのネタは今まで見たことがありませんでした。「世界ナントカジャーナル」で
顔と名前だけは知ってたんですけど。そういった意味でも楽しみでした。
1本目:「山姥」827点(5位)
前半は自分で言うのもなんですがワタシみたいなネタで(笑)
「山姥」っていう非現実的な存在に「就職」「役場の人間」を絡ませる面白さは好みです。
で、後半「私を抱いたのも仕事ですか」のくだりは強く突っ込んで終わりかと思ったら
まさかまさかの肯定から発展・・・という流れは予想外でした。
まぁ、松本さんも言ってたとおり、選曲は間違ってると思いますけどねw
2本目:「妖怪、原宿へ行く」942点(1位)
去年のモンスターエンジンと同じ「出オチ」なのに、MEが尻すぼみになったのとは対照的に
それが単なるツカミでしかなかった、という非常に完成度の高いネタでした。
明治神宮での参拝、ハンサム男爵の帽子、プリクラの時の「ツノが引っかかる」など
たった4分間でいくつ伏線張ってるんだ、と思うくらい素晴らしかったです。
1本目といい、綾部さんは「ツンデレツッコミ」という新しいタイプですねw
④キングオブコメディ 1836点(優勝)
別に優勝したから言うわけではないですが、ワタシはここ数年でイチオシでした。
ボケの今野さんを生かす「合気道」とも言える高橋さんのツッコミは天下一です。
1本目:「誘拐」908点(1位)
おもしろかったです。個人的には今日の16本の中で一番良かったです。
ボケの今野さんの放つ言葉すべてにムダがなく、ボケてない普通の台詞も
全部伏線になってるネタの作りの丁寧さは驚嘆に値します。
で、普段決して強くは突っ込まない高橋さんが役柄に合わせて
ちゃんと怒鳴るようなツッコミを入れてるところもポイント高かったです。
2本目:「自動車教習所」928点(2位)
キンコメらしいネタで来ました。1本目とちがい、高橋さんのツッコミが
いつもどおり「今野さんのボケを受け流す」合気道ツッコミになってて
こっちを2本目に持ってきたのは正解でしょう。(1本目のが面白かったですけどね)
それにしても今野さんってエレキやロッチ同様、結構すごい容貌をしてるのに
「内面の気持ち悪さ(もちろんネタとして)」だけで勝負してるのがすごいです。
⑤ジャルジャル 1727点(4位)
彼らも二年連続ですねー。うーん、なんて言うかなー。
もっとちゃんと「ネタ」と向き合ってほしいです。逃げないでほしいです。
1本目:「生理現象」829点(4位)
「くしゃみやあくびがヘン」という、それ一本のネタ。
悪くはないと思うんですけど、二人ともやる必要があったのかなぁ。
片方がくしゃみとあくびでもう片方がげっぷ、みたいに分けちゃうか
後輩だけがひたすらヘンな生理現象を出して先輩の話の腰を折る展開のほうが
ネタとしては締まった気がします。ただうるさいだけになってましたしね。
2本目:「おばはん」898点(4位)
問題のネタです。松本さんもなんかお気に入りみたいだし、点数も900に迫る勢い。
でもこれはネタじゃないです。「4分間『おばはん』って言い続ける」だけを
「ネタ」だっていうんなら、もう何だっていいじゃないですか。コントなめんな。
頭とか使ってフリとか伏線とか考えるのがバカらしい。1本目もそうですけど
「面白そうな素材」を料理しないでそのまま出す姿勢は逃げ以外の何でもありません。
⑥エレキコミック 1447点(8位)
実はちょっと大穴的に期待してたんですけど、がっかりというかやっぱりというかw
ただ方向性だけ間違えなければ絶対化けます。それだけの潜在能力は充分あるコンビです。
1本目:「ひさしぶりのおじさん」727点(8位)
これがワンセンテンスコントの怖さです。すっと「お金クレ」で押すネタなのに
最初の「お年玉ちょうだい」で笑いを取れなかったのが痛すぎましたね。
笑ってもらえなかったシチュエーションをどんどん広げていかなければならないつらさ。
途中「〇〇するからぁ~」で笑いが取れてたのでそっちにシフトできるようなら・・・
でも何の相談もなしに途中でそこまでネタを変えちゃうのは無理ですよねぇ。
2本目:「雑誌の取材」720点(8位)
これも1本目と実質同じなんですよねー。「ブサイクな店長」の一点押しなので
そこが冒頭でコケちゃったから、そのまま軌道修正できずに・・・みたいな感じですね。
今回はやついさんがツッコミに回ってましたけど、「ブサイクって言うな」的ツッコミは
ちょっとイジメや差別を感じさせてしまうので、やついさんはボケのほうが絶対いいです。
フットボールアワーが伸びてアジアンが伸びていないのもそこに理由があるんです。
⑦ラバーガール 1694点(5位)
人力舎の秘密兵器ですね。テレビではエンタくらいでしか見たことなかったですけど
往年のよゐこのようなシュールさとアンガールズみたいな佇まいが魅力です。
1本目:「猫カフェ」864点(3位)
ホント、よゐこみたいなネタだなぁ(笑)
ネココインの二度手間とか「ニャイスコーヒー」とかホントにやってそうですよね。
その一方で「返事をしてるのに離れていく店員」とか
「すぐ奪われるピコピコサンダル」とかはワタシには無い発想で、感心しきりです。
ただ、オチが弱かったのが残念。
2本目:「アミューズメントパーク」830点(5位)
またこれもよゐこみたいな(笑)実際、ナムコワンダーエッグとか係員の人が
ずっとこのテンションですから、思い出しておかしかったです。
ただ、変化が無かったというか、ちょっと淡々と流れてしまったカンジは否めないですねぇ。
ネタの山場を作っておくべきでした。あとオチは財宝を絡めないと弱くなりますね。
⑧しずる 1670点(6位)
彼らも2年連続ですね。ワタシはあんまり好きじゃないんですけど
それでも笑ってしまうんです。「あらびき団」に出たり、最近一皮向けてきたような。
1本目:「シナリオどおり」898点(2位)
しずると言えば「友情コント」と同じくらいお馴染みの「逆転ネタ」・・・
と、見せかけて池田さんがずっと「アホの夜神月」で引っ張るネタでした。
今までのしずるなら途中で池田さんのシナリオどおりに進まなくなり
村上さんが「それが俺のシナリオだー!」とやりそうなところを
いつものフォーマットに逃げずに新境地開拓ですね。お見事でした。
2本目:「とある俳優のこだわり」772点(7位)
ここまで何度も言ってます「ワンセンテンス」の怖さがしずるをも襲いましたね。
「女性用下着をパンティと言いたい」という、その一点だけで突破するには
最初に「パンティ」と言ったときに会場がどっと沸かないと
そのまま「効かない決め技」で4分を戦い抜かないといけないわけで・・・
それでもエレキコミックのように空中分解しなかったのはさすが、というべきでしょうか。
以上です。長々とすみません。
今回はひとつのボケをずっと追っていく「ワンセンテンス」ネタはほぼ全敗、
高得点を取ったのは、とあるシチュエーションでバタバタする
「シチュエーションコント」でした。
やはりプロである「芸人」が審査する大会ですので
作りこまれたコントのほうが評価が高い・・・と、信じたいです。
それでは最後まで読んでいただいた方、ありがとうございましたm( __ __ )m
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HN:
小岩井よーぐる
職業:
会社員/主婦
自己紹介:
愛に飢えた寂しい子ども時代を
過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で
喜びにかえていく。
死神リュークが地上に落とした
デスノートを拾ったことを契機に
新世界の神になる事を決意する。
現在、FF14にて世界征服中。
過ごした女の子。
髪は赤毛でそばかすだらけ、
感受性が豊かで、おしゃべり。
悲しいことも得意の想像力で
喜びにかえていく。
死神リュークが地上に落とした
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新世界の神になる事を決意する。
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ひさしぶり~
ずいぶんご無沙汰してます。
頭からキノコが生えてきそう@@;
Re:ひさしぶり~
他のネトゲが面白くてそのまま行ったきりなのかと(笑)
ワタシは今、LHSNSですごいことになってますw
コミュでネタを書きまくって
自腹で4万の賞金出してアンケートとって
「るあみぃ」が最終回になって(笑)
でもって今度は・・・
「小岩井よーぐる」時代のLHSNSネタを
蔵出しする企画を実施中ですw
無題
るあみぃ読みて~P(≧□≦)Q
Re:無題
あー、そうですよねー。
そのあたりはどうにかしなきゃとは思ってたんですけど
ブログに全話出すのもなんかなー。
とりあえず、近日中に何とかしてみますっ
無題
Re:無題
無題
FFもネタに事欠かない様子なので、楽しみですv(≧▽≦)v
Re:無題
LHSNSに書いたものを「ダビング」してるんですけど
そのときにちょいちょい変えてます。
FF14は・・・もうしばらく遊ばないと
ネタを抽出するとこまで世界もシステムも理解できていないですっ
すばらしー
キング・オブ・コントの感想、まったく同感です。
キングオブコメディは文句なしの優勝だったと思いますし、
ジャルジャルの2本目が見ててツラいほどひどかったってのも同感です。
文章も分析もキレがあって、とても面白く読ませていただきましたっ☆
Re:すばらしー
・・・いったいどこのネトゲでお会いした方かしらん、と思いましたが
よもや全くのご新規様とは恐悦至極に存じます。
最近は普通の日記を書くことに拒否反応があって
ネタしか書いていない状態ですが
またよかったら見てやってください。
ありがとうございました。